
巷ではiPhone7が発売となり、iPhone8もすでにハード開発中か!?というニュースがでている。
いかにも現代っぽい話である。
一方この記事は湯之元のP- phoneについて。
Public Phone 略してP- phone。公衆電話のこと。
かれこれ20年前だろうか、ポケットベル全盛期のとある高校。
休み時間になると、ポケベルのメッセージを打とうと、生徒たちが10円玉を片手に校内の公衆電話の前に行列を作っていたことを思い出す。
スマホが普及した今の中高生世代にとって、生徒が公衆電話に列をなすという光景は想像が出来ないかもしれない。
携帯電話が普及してから、公衆電話の出番はめっきり減った。一般型公衆電話は設置台数が減っているらしい。私も携帯電話を手にしてから、公衆電話に触れる機会はない。今の学生の中には公衆電話の使い方を知らない生徒もいる。
ただ、携帯電話が普及した今でもなお、公衆電話を必要とする方は大勢いらっしゃるだろうし、事件や事故、災害の時には公衆電話が大きな役割を果たしたというニュースを見聞きする。今の携帯ユーザーも万が一のときは公衆電話のお世話になるかもしれない。

「じゃあ、湯之元にはどこに公衆電話があるの?」ということで
NTTのホームページで調べてみると。
湯之元球場、スーパーやコンビニ、病院や福祉施設にあるようだ。
(詳しくはこちらをチェックください。)
湯之元駅にもあるということで行ってみた。
駅を利用するときは、存在すら気にかけず素通りしていたが、改めて見ると何とも頼もしく感じる。(気のせい?)
湯の街かおる温泉街にひっそりと佇む電話ボックス。
かつてはこの電話で多くの若者たちが愛を語り、濃密な青春時代を過ごしていたのだろうと思うと、何か感慨深いものがある。
公衆電話の独特の音質の悪さ、そういえば最近触れてないなあ。
遠くにすむあの子に、電話してみようかな。