秋の香りの湯之元の花

秋ですね。この時期になると、どこからともなく香ってくるあの香りが大好き。そう、金木犀の香り。


先日も娘の保育園の帰り道、とってもいい香りが漂っていて、去年は気付かなかった場所に金木犀の木があることに気が付いた。

どこからともなく漂う香りを辿って、金木犀の木を見つけると嬉しくなるのは私だけ??


そういえば、小学校の校庭にも金木犀の木があったなぁ。

あれはどこにあったんだっけ・・・。

そうそう、確か、音楽室から教室に続く、渡り廊下のあの辺りだった気がする。





校庭にいるとあまり気が付かないんだけど、2階の渡り廊下を歩くととってもいい香りがするんだよね。

今はもう校舎が建て替えられてしまったから、あの金木犀の場所を確かめることはできないのだけれど。


金木犀が香る頃は何をしていたっけ・・・、そうだ、音楽発表会の練習にいそしんでいた気がする。

自分が4年生か5年生の時、自分たちが何をしたかは覚えていないのだけど、上級生が「鳥の詩(うた)」を歌っていたく感動したのを覚えてる。


そして毎年恒例の先生たちによる合唱も、なぜか「銀色の道」を歌った時のことをよく覚えてる。

「と~お~~い、と~お~お~い、は~るかなみ~ちを~」って歌い出しのあの歌。

今考えてみたら、やっぱりあの頃の選曲って、先生たちの好みが色濃く反映されているのね(笑)


一説によると、香りと記憶って、非常に密接に結びついているらしい。

金木犀の香りを嗅いだ(もとい、香りを想像した)だけで、こんな記憶まで蘇ってくるんだもの。


次はどんな香りを見つけに行こうかな。

そして、どんな思い出になるのかな。

子供たちの記憶にも、そこに素敵な香りがついているといいな。

行楽の、秋だものね。